お知らせ

第21回定期全国大会での党首あいさつ

 昨年の参議院選挙、今年の衆議院選挙、みなさんの奮闘、本当にありがとうございました。
 大変な選挙の中を候補者、党員のみなさん、支援者のみなさん、本当に頑張ってくださったことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 結果は厳しいものでしたが、反省すべき点は反省し、さらに社民党が躍進できるよう頑張っていきます。
 
 先日の党首選挙で党首に選んでいただきました。心から御礼を申し上げます。
党員や協力党員のみなさんお一人おひとりと話す中で、さまざまな要望や課題をいただきました。それをしっかり受け止めて改革に邁進してまいります。

 
 社民党が作ろうとしている社会は、日本国憲法前文が謳うように、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有するような社会です。
恐怖がないということは、自由な社会ということです。欠乏から免れるということは、貧困の根絶ということです。平和のうちに生存する権利を保障し、生活が安定している社会を全力で作るのが社民党です。平和と社会民主主義。ラサール石井さんがよく言うようにみんなが笑顔で暮らせる社会です。

 
 そんな社会を作るために全力をあげようではありませんか。
 
 高市総理は、トランプ大統領に会ったときに、ホルムズ海峡への自衛隊艦船派遣について、法律の範囲内でできることとできないことがあると言いました。法律の範囲内の法律には憲法が含まれると高市総理も茂木大臣も国会で答弁をしています。そこで私は外交防衛委員会で茂木大臣にこの憲法というのは憲法9条のことかと質問をしました。それに対する茂木大臣の答弁は、当然憲法も含まれるが、個別のどの法律ということは特定できないというものでした。間違いなくこの憲法は憲法9条です。
 
 憲法9条があるために、政府は自衛隊をホルムズ海峡に派兵できなかったのです。戦争に参加できなかったのです。憲法9条はまさに日本が戦争に参加することを食い止めたのです。9条の威力です。
 だから、この憲法9条を変えさせてはなりません。
 ところが、高市総理は、自民党の党大会で、来年の春には、憲法改正の発議の環境のめどを立てたいと言いました。憲法は今、かつてないほど改悪の危機にさらされています。
 
 政府は、4月21日、殺傷能力のある武器の輸出の容認を閣議決定しました。日本を武器を売って金儲けをするという死の商人国家にしてはなりません。
 
 また、国会ではスパイ防止法第1弾の国家情報会議設置法案が衆議院を通過しました。来年の通常国会には、第2弾の外国人登録規制法案や第3弾の対外情報庁設置法案が提出されると言われています。スパイ防止法は戦争への道です。
 
 高市政権は年内に安保三文書の改定をしようとしています。
 
 だからこそ、今、社民党の出番です。
 
 インフレ、円安、物価高、実質賃金は下がり続けている中で、貧困が拡大し、生活が苦しい人たちが増えています。税金の取り方と使い道を変え、人々の生活を応援する政治に変えなければなりません。まさに軍拡よりも生活です。
 その意味でも、まさに社会民主主義を実現する社民党の出番です。
 
 社民党は2020年、秋の党大会で社民党を存続させることを決定しました。
 戦争を止める、平和を作る、憲法改悪反対、憲法を活かす、辺野古の新基地建設反対、脱原発、社会民主主義の政策の実現を主張し、実現できるのは、社民党です。
 悪法に立ち向かって反対をしていくのは社民党です。市民や他の立憲野党と力を合わせて頑張り抜きましょう。
 
 今、憲法を守ろうとする人たちは、憲法を変えようという国家権力、人たちからの総攻撃を受けています。
 
 社民党も例外ではありません。まさに護憲の社民党なんてなくなってしまえということと闘わなければなりません。社民党は残らなければなりません。社民党は大きくならなければなりません。社民党は役割を果たさなければなりません。
 
 国会正門前やさまざまな場所で、今、市民がペンライトなどを振りながら戦争反対、憲法改悪止めよう、脱原発、スパイ防止法反対などを訴えています。まさに社民党の主張と一緒なんです。だからこそ多くの市民の人たちと連携し、社民党は大きく広がっていかなければなりません。広がっていけるんです。
 
 私はそのために先頭に立って奮闘します。社民党を壊そうというあらゆる勢力と闘います。一緒に力を合わせていきましょう。
 社民党改革の具体的な提案をします。
 まず、第1に、なんといっても社民党の底力を上げることです。
 
 中間選挙で自治体議員を当選させることはもちろんのこと、来年3月と4月にある自治体議員選挙に多くの社民党の候補者を立て当選をさせていきましょう。
 そのために、各ブロックで、政治スクールを開催し、立候補したい人を集め、当選させるために伴走をしていきます。新人議員を50人から100人誕生させることを目標にします。
 また、月1回ほどオンラインで、当選のための実践的なプログラムを配信し、交流をしていきます。
 
 第2に、憲法改悪を阻止し、憲法を活かすために、憲法研究者などの協力を得て、憲法カフェ講師養成講座を行います。全国各地で社民党員が憲法カフェなどを開催することができるようにします。
 
 第3に、新たに自治体議員局を作り、自治体議員のネットワークを強化し、お互いの議会質問や取り組みを知ることができるようにし、オンラインなどで勉強会を行い、国政とつなげていきます。
 社民党の自治体議員であることのメリットを大きく広げていきます。
 
 第4に、新たに女性局を作り、社民党の女性を応援し、オンライン勉強会などを定期的に行い、ネットワークを強化し、政策をブラッシュアップし、実践をしていきます。
 
 第5に、政策のブラッシュアップをします。
 政策審議会を強化し、勉強会を充実します。オンライン勉強会を開催し、テーマによっては、自治体議員局と女性局などと連携し、政策を練り上げていきます。
 
 第6に、全国各地で、国政報告会やスタンダップコメディの開催など新たな発信を精力的に行っていきます。
 
 第7に、SNS本部を創設し、SNS発信の強化をします。
 
 第8に、さまざまな世代を応援し、これから社民党を背負っていくたくさんの人たちを応援していきます。
 
 第9に、昨日、党大会でハラスメント研修を行いました。今後もさまざまな研修を行い、ハラスメント相談の第三者機関を作ります。
 
 今、平和の危機、憲法の危機、生活の危機の真っただ中にある日本、そして、世界の中で、社民党は必要な政党です。社民党がなければならないんです。社民党がたくさんの人たちと連携し、大きくなっていくようにみなさんと全力を上げて頑張っていきます。
 自治体議員選挙で自治体議員を増やし、国会議員を増やしていきましょう。そのために全力を上げます。一緒に頑張りましょう。
 
2026年4月29日
社民党党首 福島みずほ