社会新報

参院選予定候補の訴え ~ 兵庫県選挙区・きし文男 「地方公共交通を守り生かす」

地方公共交通を守り生かす
兵庫県選挙区 きし 文男

 鉄道員として47年間、働いてきた。全国の赤字ローカル路線が廃線になることに怒りを覚える。人々の生活を支えるローカル線を守ることは「政治の責任」。少子高齢化、過疎化が深刻化した今こそ、地域公共交通を守るべきだと訴えてきた。
 1987年の国鉄分割民営化以降、国労の組合員であることを理由に本来の輸送業務から外されながらも闘い抜いた誇りがある。分割民営化に反対した多くの組合員は新会社に採用されなかった。今の言葉で言えば「国家的パワハラ」だ。だから、知事問題で揺れる兵庫県の現状に黙っていられなかった。
 利益至上主義とハラスメント体質が起こしたJR福知山線脱線事故から20年。ハラスメントを無くし、誰もが安心して暮らし働ける社会をつくりたいと、立候補を決意した。
 参院兵庫県選挙区の候補者擁立は社民党として初。きしさんは新人で党県連国政対策委員長。「パワハラNO! 希望を運ぶ政治」を目指し、全国屈指の注目選挙区に臨む。

 【略歴】1960年、姫路市生まれ。日本国有鉄道新幹線大阪保線区に入職し、国鉄労働組合に加入。国労東海本部役員などを歴任。国鉄分割民営化後、今年2月までJR東海で勤務。
 【連絡先】神戸市中央区中山手通5丁目2‐3新社会党兵庫県本部 ☎080(1342)6200 メール=kishi.sdpj@gmail.com