社民党の福島みずほ党首は8月4日、参院議員会館で記者会見を開き、2、3の両日に視察した熊本地震被災地の状況を報告した。
福島党首は「40度近い猛暑の中で、本当に皆さん、大変だ。被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々に哀悼の意を表す」と語った。現地の状況については、「電気は早期に復旧したが、水道水が最も深刻で、熊本市内は比較的良好でも、宇城市や旧松橋町、八代市は断水が続き、とりわけ宇城市は復旧に長期間を要する」と説明。「給水車の派遣や飲料水提供に注力すべきで、自力で給水場所まで行けない高齢者を取り残さないプッシュ型支援が必要」と強調した。避難所の状況についても、「トイレが水を流せず極めて困難だ」「高齢者の方々は重い水を持ち帰れない」と指摘。社民党としても障がい者施設などへ水を届けたと明らかにした。また、ダンボールベッドやブルーシートが各避難所に確実に届く輸送体制の整備を求め、「災害関連死を防ぐため義務的に配備し、冷房のある場所への移動や仮設住宅・ホテル移行をスムーズに進めるべき」と述べた。
高市首相がダンボールベッドや冷房のある場所を視察したことについて、「私が訪問した時点では、ほとんど届いていない地域が多かった。体育館の床は硬く、高齢者の方々にはつらい状況だ。こうした実情も見るべきだ」と、高市首相のパフォーマンス的な視察を批判。
さらに、「今回、多くの人々から『ミサイルよりクーラー』という声を聞いた。熊本では健軍基地に長距離ミサイルが一部搬入されたが、ミサイルよりクーラー、災害があった時にはダンボールベッド等がちゃんと避難所にある、そんな日本でなければならない」と語った。