
左から新社会党の杉森弘之書記長、岡﨑宏美委員長、社民党の福島みずほ党首、ラサール石井幹事長。
社民党の福島みずほ党首と新社会党の岡﨑宏美委員長は9月9日、参院議員会館で会見し、2027年統一自治体選に向けた政策協定を締結したことを発表した。記者団の前で協定書に署名した。
協定書は、両党が当面する統一自治体選で候補者を相互に共同推薦して当選に全力を尽くすことを確認し、政策課題として、「憲法9条を活かし、武力による抑止を否定。反戦・非核三原則堅持の旗を掲げ、戦争準備に反対する」ことなど、12項目を掲げた。
福島党首は「統一自治体選に向けた協定書を社民党と新社会党で結ぶことができた。お互いに力を合わせ、平和が大事、人権、そして生活が大事という立場、様々な共通点があるので、それぞれの候補者をお互いに推薦するなどして、全員当選を目指して力を合わせていきたい」と述べた。
岡﨑委員長は「2021年総選挙の時から互いに選挙協力をしてきた。よくある数合わせではない。武器・武力で平和はつくれるのか、いや、つくれない。平和はどこまでも外交によるもの。憲法9条が言っていることであり、この国に住む人たちの基本的権利を守る道だ。そう確認し合ってきた。護憲勢力の議席が小さくなった今こそ変えたい。新社会党も全力で頑張る」と語った。
社民党のラサール石井幹事長は、両党が21年から新たな共闘関係を結び22年と25年の参院選比例区で共同名簿を作成してきたと説明。「協定に基づき統一自治体選の候補を相互推薦し、労組や市民団体と共同し、学者、文化人、弁護士などの協力を得て開かれた運動体をつくる。護憲、平和、人権、反差別、格差是正を基調に広げ、候補者名は集約中で発表できる段階になり次第、公表する」とした。
福島党首は「来年の統一自治体選は極めて重要。高市政権のもとで戦争への道が進む中で、地域の中から憲法を活(い)かしていく。生活が大事、反差別という議員を一人でも多く出していきたい」と述べた。
沖縄米軍PFAS汚染を隠した政府を批判 ~ デニー知事の必勝へ応援
記者団から沖縄県知事選について質問された福島党首は、「社民党は玉城デニー県知事を全力で応援している。負けられない選挙」と強調。在日米軍基地周辺の有機フッ素化合物(PFAS)汚染をめぐり、米軍は2023年、日本政府に対して、汚染源が嘉手納と普天間の両基地だと認めていたが、日本政府は米軍が認めたことを隠していた。福島党首はこの問題に触れ、「日本政府の言いなりになる県知事だったら、沖縄県民の命と暮らしと健康は守れない。玉城デニー知事しかない」と語った。
中道改革連合の分裂についてコメントを求められた福島党首は、「政策のすり合わせや重要な点について協議をしないで政党を作ると、考え方の違いが出てくる。衆院選前に数合わせで走ったことが理由かもしれない。野党第一党がこの形で分裂というのは残念」と述べた。
その上で、「高市政権に対峙(たいじ)すること、戦争をさせないこと、平和や暮らし、人権が大事というところで、立憲、いのちの党、共産党とも連携できるところを大きく広げていく」「差別排外主義をなくすことも、戦争をなくすことだ」「議員定数削減については女性議員が減ってしまうのは大問題だというアクションが今、起こり始めている」と語り、臨時国会では消費税や定数削減、軍拡に対し、超党派での協力、市民との連携を国会の内外で強めていく考えを示した。