社民党の福島みずほ党首は1日、参院議員会館で会見を行ない、与党の国会運営と皇室典範改正案を厳しく批判した。
福島党首は、先月28日に投票、同29日に開票された東京都杉並区の区長選で、岸本聡子区長が2期目当選したことについて、「本当に良かった。2期目も頑張ってもらいたい」とエールを送った。
国会情勢について、党首は「今国会はひどい状況だ」と憤り、「特に自民党が衆院議席の3分の2を取ったこともあり、そこのけそこのけ自民党が通るというような傲慢政治を強行している」と批判した。
さらに、高市首相の秘書が誹謗中傷動画に関与していた疑惑について、説明をしないことを批判し、「参考人招致も含めた説明が必要だ」と求めた。高市政権が17日までの今国会会期を60日間延長し、参院で否決された法案を衆院で可決する「60日ルール」での強行採決を目論んでいることについて、福島党首は強く批判。「国会をなめるなと言いたい。参議院の存在を否定しないでほしい」「衆議院の与党だけでどんな悪法も通すことができるというのは、まさに横暴極まりない」として抗議した。
政府が国会に提出した皇室典範改正案について、党首は「(与野党で)2年間かけて議論をしてきたのに、『立法府の総意』などない。勝手にまとめたものだ」と批判した。さらに「女性の皇族が結婚した後の配偶者と子供がどうなるかは言及されていなかった。それが法案では皇族にはならないとされている。一方、養子の子どもが男子ならば皇位継承権を持たせるなど、議論してもいないことを勝手に書くなと言いたい」と強調した。「天皇が一番偉いのに夫がいたら困るという戦前の論争と同じ考えが現代でも貫かれている」「女性を天皇にしない、女系天皇は認めないという姿勢に満ちていて、男尊女卑が酷すぎる」と厳しく批判した。