社会新報

参院選予定候補 ~ 福岡県選挙区・なす敬子 「軍事費は福祉、教育費に回せ」

軍事費は福祉、教育費に回せ
福岡県選挙区 なす 敬子

 4月5日、第2回党県連選対本部会議と「なす敬子決起集会」を開催した。終了後、なすさんは、山城ひろじ全国比例予定候補や新垣邦男副党首らと共に博多駅前で街頭演説。これを皮切りに、以後、県内各地で活動を展開している。
 なすさんは県立高校の社会科教師として40年間勤務した。教育現場は長時間過密労働による精神疾患で病休する教員が続出し、人員不足状態。ゆったりと子どもたちと向き合うゆとりをなくしている。そのためか、昨年の小中高生の不登校生徒数、自殺者数ともに過去最高だ。なすさんは、教職員の増員と処遇改善は急務だと指摘する。
 介護の現場も過酷な状況だ。昨年4月の訪問介護報酬引き下げで介護事業所の倒産が相次いでいる。介護職員の処遇改善が大きな課題である。
 社会全体でも、物価高騰に社会保障の切り下げと、国民にとっては「生存権の危機」となっている。なすさんは、今こそ「くらしが一番」「憲法を活(い)かした政治」の実現をと訴えている。

 【略歴】1959年、福岡市生まれ。大学卒業後、県立高校の社会科教師として40年間勤務。その間、福岡高教組に入り、組合運動、平和運動や平和教育、ジェンダー平等に取り組む。
 【連絡先】党福岡県連 福岡市博多区千代4‐29‐32  ☎092(651)3211 メール=fukuoka@sdp.or.jp