
決意と政策を訴える弁護士の西みゆか 予定候補。(1月28日、都庁)
(社会新報2月6日号2面より)
参院東京選挙区の社民党公認予定候補で弁護士の西みゆかさん(53)が1月28日、都庁で出馬表明の記者会見を行なった。冒頭、党東京都連代表の青山秀雄昭島市議が、「党都連は、社民党の政党要件を何としても守っていくという強い思いがあり、1月16日の総支部代表者会議で西さんの擁立を決定し、全国連合に上申。22日に公認を認めてもらった。これからは、西さんを先頭に全力をもって戦い抜いていきたい」とあいさつした。
続いて、西みゆか予定候補が「憲法に根差した、格差のない、平和な社会を目指すという社民党の政策を実現したいという思いで、今回、参院選にチャレンジする」と決意を表明した。
西予定候補が掲げた大きな政策は2つ。第1は、軍拡阻止による福祉国家の実現だ。
「昨年、一昨年と、軍事関連での年間の新規契約は9兆円であり、今年も8兆円を超える予算となっている。これは社会保障費の20%強にも相当する額。3年前の防衛予算5兆4000億円と比較しても約1・6倍だ。差し迫った脅威もないのに、米国製ミサイルや戦闘機のために私たちは税金を払っているわけではない。戦後80年目を迎える今こそ、医療や介護の予算を減らすのをやめ、軍拡に歯止めをかけるべきだ」
第2は、税制改革による格差社会の是正。「法人税の累進課税で得た財源で消費税を廃止、もしくは減額したり、食品関連にはかけないとすれば、皆が恩恵を受けられる。格差社会の是正につながるこうした政策を訴えていく」と述べた。
西予定候補は最後に、「右傾化が進む今こそ、社会を揺り戻すべく頑張っていきたい」と訴えた。