社会新報

参院比例代表予定候補の大椿ゆうこ・かい正康両氏と東京選挙区予定候補の西みゆか弁護士が社民党「新春の集い」で必勝へ決意

(左から)西予定候補、大椿副党首、福島党首、かい予定候補。

 

(社会新報2月13日号2面より)

 

 社民党の「新春の集い」が1月29日、東京・永田町で開催され、参院予定候補者や労働組合関係者、法律家、党都道府県連幹事長など100人が参加した。
 福島みずほ党首が主催者あいさつで、政府が今国会で提出を予定している能動的サイバー防御(ACD)法案について「令状なしでネットを常時監視し、外国のサーバーにも先手を打って日本側から『無害化』(=攻撃)する。憲法違反の可能性が高い」と厳しく批判し、「安保3文書の具体化を許さない」と訴えた。
 その後、来賓の連帯あいさつが続いた。フォーラム平和・人権・環境の谷雅志事務局長は「被爆80年の節目の年。核と人類は共存できないと訴える運動を次世代に引き継ぐ」と述べた。
 評論家の佐高信さんは「石破首相は所信表明で石橋湛山の『熟議』を挙げ、一方、施政方針で堺屋太一の『楽しい日本』を連発。堺屋氏は新自由主義の竹中平蔵氏らを表舞台に出した人。湛山と正反対だ」と首相の矛盾を突いた。東京共同法律事務所の小竹広子弁護士は再審法改正は待ったなしと強調。長南博邦新社会党副委員長は、社民党に熱いエールを送った。新垣邦男社民党副党首が参院選必勝を期して、乾杯のあいさつ。
 参院選社民党比例代表予定候補の大椿ゆうこ副党首は「私は必ず勝ち抜き、次の6年間で非正規雇用の拡大に歯止めをかけるため、非正規雇用の入り口規制の国会議論を復活させ、法制度を実現したい」と決意を語った。同じく比例代表予定候補のかい正康・新社会党市民運動委員長は「エッセンシャルワーカーを使い捨てにする政治を変える」と訴え、参院東京都選挙区予定候補の西みゆか弁護士は「政党要件を守るだけではなく、大躍進させるムーブメントを起こす勢いで頑張る」と力を込めて語った。閉会のあいさつで服部良一幹事長が参院選で国政政党要件を死守するため、総力を結集する決意を表明した。