社会新報

【共同テーブルが「平和推し」フェス】「戦争・改憲」ノーの声を ~ 文化の力で流れ変えよう

記念撮影に納まる参加者たち。(7月18日、東京都板橋区)

ラサール幹事長とナヴィーンさん。

左から白崎さん、佐高さん、五十嵐さん。酒田弁で語り合う。

 

蒸し暑い陽気の7月18日、東京・板橋区内で、リベラル政治勢力を応援する市民団体「共同テーブル」が主催する「平和推しフェスティバル~文化の力でチェンジNIPPON」が開催され、約220人が参加。6時間半に及ぶ盛りだくさんのフェスは、笑いと希望と感動に包まれ、あっという間に時が過ぎた。

共同テーブル呼びかけ人の白石孝さんが開会の主催者あいさつで、「高市政権による戦争・改憲の政策にノーの声を上げるときだ」と強調した。
会場入り口では、韓国の市民活動にならって「みんなで同じものを食べて気持ちをひとつに」とメロンパンとお茶が参加者に配られた。その他、朝鮮学校によるキムチやチジミ、憲法クッキー、入管に一時収容されたスリランカ人のナヴィーンさんが作ったカレーなどもふるまわれた。

「長生炭鉱」の上映会も

最初に、映画『長生炭鉱ドキュメンタリー 骨を訪ねて』を上映。山口県宇部市の長生炭鉱で84年前に起きた水没事故での犠牲者183人の遺骨を収容するため奔走する市民たちの姿を追ったドキュメンタリー作品だ。上映後は監督の江上正さんがトークし、クラウドファンディングなどで集めた予算を遺骨捜索に使わせようとしない政府を批判すると、会場から「そのとおり。おかしい」と口々につぶやく声が聞かれた。
午後は、バンド「上々颱風」の白崎映美さんが熱唱した。山形県出身の白崎さんと評論家の佐高信さん、五十嵐やす子板橋区議の3人が酒田弁で語り合う場面も。酒田弁では「そうだね」を「そうだのう」と言い、「日本の中で珍しいノーと言える日本人だ」とユーモアたっぷりに発し、会場を沸かせた。
落語家の古今亭菊千代さんは「落語は平和じゃないと笑えない。だから、9(条)の紋付を着ているんです」と平和の大切さを訴えた。また、公募した「平和川柳」とショート動画の優秀作が発表された。
続いて、「わいわいトーク推しの政治は?」では7人が登壇し、政治や平和について発言した。冒頭あいさつでラサール石井社民党幹事長(参院議員)が国会の状況について「どうしようもない法案ばかりが無残に通ってしまった」と述べ、「動けば何かが変わることがある。廃案にすることも改正することもまだできる。一つずつ声を上げていこう」と呼びかけた。福島みずほ党首も駆けつけ、連帯のあいさつを行なった。
在日イラン人団体「私たちのイラン」で活動をするエラヘ・ジャフャルザデさんは「平和とは戦争がないことだけではなく、言葉や文化の違いをお互いに尊敬し、笑顔で語り合うこと。第一歩は文化や交流、出会いから始まる。今日のこの場所から私たちは平和と友情の懸け橋となりたい」と強調。「芸術と文化、思いやりの心を分け合うことでより明るい未来を築いていこう」と語った。

政治は暮らしそのもの

五十嵐区議は、「政治は、特別な人だけがやっていると思い込んでいる人が多いが、政治とは私たちの暮らしそのもの。暮らしイコール政治だ」と述べた。東京清掃労働組合品川支部で書記長を務める高木陽介さんは、職場の課題について「現業職の民間委託が推奨されているが、災害時に対応できる職員がいなくなる」と語った。