
東京プライドパレードを終了後に、記念撮影に納まる参加者たち。(6月7日、東京・渋谷区の代々木公園)

プライドパレードに参加した大勢の人たち。(同日、東京・渋谷区内)

イベント会場には各党の議員が登壇。社民党から福島みずほ党首が同性婚の法制度を何としても実現しようと訴えた。
6月6、7の両日、東京・渋谷区の代々木公園で「東京プライド2026」の一環として、プライドフェスティバルとプライドパレードが開催された。
LGBTQ+の権利を
毎年6月は、LGBTQ+の権利や多様性を祝う「プライド月間(プライドマンス)」とされている。これは1969年6月28日に米国ニューヨーク市で起きた「ストーンウォールの反乱」に由来する。当時、日頃から同性愛者らが不当な迫害を受けていたマンハッタンのゲイバー「ストーンウォール・イン」に警官が踏み込んだ際、初めて当事者たちが立ち上がって強制捜査に抗議し、客や市民が暴動を起こした。
この出来事がLGBTQ+の権利獲得の大きな起点となり、翌年6月には初のプライドパレードが行なわれ、世界中でセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の権利啓発と多様性を祝福するイベントや活動が行なわれる期間となった。
なお日本では、94年に「第1回 レズビアン・ゲイ・パレードin東京」が初めて開催された。
多くの人が共に考え、人権課題への理解を深め、偏見や差別の解消につながるきっかけづくりになることを目的としており、途中で休止もあったが、現在まで継続されており、当事者のコミュニティをはじめ、さまざまな団体や行政、企業、アライランス(LGBTQ+に対して差別や偏見を持たずに支援する理解者、または支援者のこと)、各国の駐日大使館などから多くの人が参加している。
多様性と平等ひらく
今年のテーマは「多様性と平等がひらく未来」。誰もが持つ違いを当たり前のものとして、無理解や偏見を乗り越え、互いを尊重し合い、誰もが誇りをもって自分らしく生きられる未来へという思いが込められている。
今回のプライドフェスティバルは2日間での動員数が27万人に上った。初参加の人や一人で訪れた人も気軽に過ごせる居場所として、互いに声をかけ合って交流する様子が見られた。
同性婚の法制度実現を
2日目には、プライドステージで各政党からのスピーチが行なわれた。社民党党首の福島みずほ参院議員も登壇し、「あなたがあなたとして生きられる。私も私として生きられる。丸ごとそのまま幸せになる権利がある」と述べ、「人が幸せになることをなぜ阻むのか本当に分からない。だから、今年こそ一緒に同性婚の実現と、性別変更がもっときちんとできるように実現していこう」と訴えた。
また、同日に行なわれたプライドパレードも60梯団、1万5000人が参加し、社民党からは、五十嵐やす子板橋区議をはじめ、多くの党員がパレードに参加し、行進した。