社民党の福島みずほ党首は4月22日、参院議員会館で会見を行ない、政府が殺傷力のある武器の輸出を解禁したことや、高市政権の発足から半年の評価などについて語った。
福島党首は今月21日の閣議決定で「防衛装備移転三原則」が改定され殺傷能力のある武器の輸出が解禁されたことに抗議。「外務省が戦後一貫して掲げてきた『国際紛争の助長回避』を目的とした武器輸出3原則と矛盾する。茂木外相は『抑止力向上のため』と説明したが、国際紛争回避を維持するなら、なぜ原則を転換するのか」と指摘した。さらに「『国際法違反の戦争や国連決議違反の戦争には使われない』といったところで、日本政府は米国とイスラエルのイランへの武力行使に関して、一切、国連憲章違反・国際法違反だとは言わない。歯止めはない」と政府の欺瞞を批判した。
発足して半年が経過した高市政権について、福島党首は「国民の生活を顧みずに憲法改悪に突き進む、最悪の内閣だ」と語り、「国会の中でなかなか答弁などに出てこないという点では本当に残念だ」と民主主義・国会を極めて軽視する高市首相の姿勢を批判した。国家情報会議設置法案に対して、福島党首は「私も参議院の外交防衛委員会などで質問しているが、なぜプライバシーを保護するという条文を入れないのか、政治的中立性という条文を入れないのか」「やはり市民監視の可能性がある」と危惧した。
福島党首は4月19日の国会前集会で3万6000人の市民が「憲法を守れ、戦争反対、武器輸出反対」を訴えたことに触れ、共に政治を変える決意を語った。
福島党首は大分県の演習場で陸自の戦車が爆発した件に触れ、哀悼の意を表明。北海道・東北各地での地震についても、「県連や地方議員や党員の方々と共に取り組んでいく」と述べた。