

左から、服部幹事長、山城さん、福島党首。
社民党の福島みずほ党首は3月26日、参院議員会館で会見を行ない、同日の党常任幹事会で参院選社民党比例代表候補として山城博治さんの公認を決定したことを発表した。
えん罪の被害者を救済するため、有罪が確定した裁判をやり直すことを盛り込んだ刑事訴訟法の改正案(再審法改正案)について、福島党首は「大きな山場を迎えている。何としても議員立法で、検察官の不服申し立ての禁止と証拠開示が入った再審法改正を実現したい」と述べた。
3月末に与野党が結論をまとめる企業・団体献金について、自民党は禁止に反対、公明と国民民主は企業・団体献金の受け皿を党本部と都道府県の組織に限るという案を出している。これについては「社民・立憲・共産・れいわなどは企業・団体献金を禁止すべきとの立場。現段階では、どの案も過半数が取れない状況だが、多くの皆さんの声を受けて企業・団体献金の禁止を実現するために頑張っていきたい」と意気込みを示した。
東京地裁が統一教会に対する解散命令を出したことについては「財産の保全をし、財産の分配ができるように、清算人の権限を強化しなければならない」と述べ、解散命令を歓迎するとともに法整備に意欲を見せた。
米軍辺野古基地建設反対運動のリーダー的存在でもある沖縄平和運動センター顧問の山城博治さんが、夏の参院選で社民党の比例代表で立候補を表明したことについて、福島党首は「とてもうれしい」と喜び、「必勝に向けて頑張りたい」と語った。