ドイツの総選挙に関する談話

1998年9月28日

社会民主党

党首 土井たか子

 昨日投票が行われたドイツの総選挙において、社会民主党が勝利して第一党になった。これにより16年間続いたコール政権に終止符が打たれ、社会民主党を中心とするシュレーダー政権が成立することが確実となった。

 ドイツ社会民主党が政権に復帰することについて、わが党は同じ社会主義インター加盟の政党として、心から歓迎する。この勝利は、ヨーロッパ統合への動きのなかで社会民主主義政党のめざしてきたものが多くの支持を得ていることを明らかにした。 

 社会民主主義政党は、今後のヨーロッパでますます指導的な役割を果たすこととなった。グローバリゼーションが急速に進行する世界にあって、社会民主主義政党が国際的な連帯のもとで、自由、公正、連帯の社会をめざし、平和と民主主義、人権を守るという役割を果たしていくために、わが党もその一翼を担って奮闘する決意である。