1、本日、内閣改造が行われ、第二次橋本内閣の改造内閣が発足した。すでに橋本首相からは、自民党、社会民主党、新党さきがけの3党体制の維持が表明されている。再選された橋本首相に対して、憲法を基本にして、国民に信頼される人事体制、国民合意の改革を求めたところである。しかし、内閣改造などの人事において、この趣旨が十分に生かされなかったことは残念である。党は、3党政策合意の実現、より民意を反映する政治の実現にむけて閣外協力の立場で対応していく。
l、第2次橋本改造内閣は、行財政改革や医療制度の抜本改革など、21世紀の日本と国民生活に密接に関連した重要課題に取り組むことになる。これらの改革はいまだ緒についた段階であり、この新内閣が、「保・保」ヘの毅然とした対応をとり、国民合意の改革をめざし、奢ることなく国民に謙虚な姿勢で臨まれることを求める。
l、わが党はひきつづき、村山内由発足時からの合意である現行憲法の尊重、および昨年10月の与党3合意の誠実な実現に努力していく。9月末のガイドライン最終報告では、現行憲法に抵触したり、安保条約の枠組みを超えるような新た・な日米防衛協力は認めない。「有事」対応優先ではなく、目米中の安保対話の推進、朝鮮半島の平和と安定・、朝鮮民主主義人民共和国との国交正常化の推進など、アジアの平和にむけた多国間安全保障体制づくりに全力をあげる。
1、政府をチェックすべき野党が混迷している政治状祝において、政権与党としてのわが党の責任の重さを痛感する。臨時国会をはじめ、秋の政局に対して強い緊張感をもってのぞんでいく。