社会主義インターナショナル議長ピエール・モロアの声明

パリ、1998年2月17日

 

社会主義インターナショナルは、アメリカとイラクの間で進行している危機の悪化に深く関心をよせている。

サダム・フセインは、大量破壊兵器を隠しているのではないかという疑惑のある施設にたいする査察を含む、国連安保理の決議を尊重しなければならない。

因って、社会主義インターは、国連がその決議の実施を追求し中東の平和と安定を打ち固めることをめざすあらゆるイニシアチブを承認する。とりわけ現在、中東の和平プロセスは、イスラエルの右派政権の承認した政策によって展望が開けていたものが、すでに行き詰まりつつあるからである。

さらに、長年にわたってイラクの人々が耐えてきた苦しみを思うと、社会主義インターは危機の解決を見出すために国連のアナン事務総長が取り組んでいる努力を全面的に支持するものである。