2002年1月17日

阪神大震災7年を経て(談話)

社会民主党 党首
土井 たか子

 あの阪神・淡路大震災から7年の月日が過ぎた。

 いまここに、震災によって尊い生命を奪われた6432名の方々の御冥福をお祈りするとともに、心身の傷いまだに癒えぬままに日々過ごされている方々、御家族や友人をなくされた方々にお見舞いの気持ちを伝えたい。

 震災の甚大な被害をうけながら、復興の努力は営々と続けられてきた。街はよみがえり人々は活発に努力を重ねてきた。しかしなお、社会的に弱い立場の人々は苦しんでおり、不況の深刻な影響もあった苦労はたえない状況である。

 思いもかけない時に、想像だにしない規模であの災害は襲いかかってきた。また、どこでいつ災害があるか、何が起きても不思議がないのが地震国である日本である。震災の記憶を鮮明にとどめ、あの震災を忘れないことを心に刻み、災害に対して迅速・柔軟に人命を守る社会づくりを社会民主党はめざしていきたい。