2002年6月21日

健保法改正案の衆院本会議採決に抗議する(談話)

社会民主党全国連合
幹事長 福島瑞穂

  1. 本日、衆院本会議で社民、自由、共産の三党が欠席、民主党が反対する中、健康保険法等の一部を改正する法律案が与党三党によって強行採決された。衆院厚生労働委員会での強行採決に反省することなく、本会議採決を強行したことに、強く抗議する。

  2. 法案は、サラリーマンの窓口負担割合を大幅に増やすなど、国民にさらなる負担を強いる悪法である。医療制度の抜本改革を先送りし、負担増だけを先行させることに国民の多くが反対していることは周知の事実である。慎重な上にも慎重な審議を求める野党の要求を無視して、強引に法案の成立を図ることは許されるものではない。

  3. 衆院本会議での強行採決によって、法案は二重に瑕疵あるものとなった。社民党は、参院段階での審議で法案の問題点を徹底的に明らかにし、法案に反対する連合などの労働組合、圧倒的多くの国民、そして他の野党と手を携え、法案を廃案に追い込むよう全力を挙げる。

以上