2002年4月21日

小泉首相の靖国神社参拝に抗議する(談話)

社会民主党全国連合
幹事長 福島瑞穂

  1. 本日、小泉首相は春季例大祭に合わせて靖国神社を参拝した。昨年八月十三日の参拝に引き続くもので、「内閣総理大臣として参拝した」と公言していることからも首相としての公式参拝にほかならない。終戦記念日を外したことで批判をかわそうとしたものと推測されるが、日程をずらしても、アジア諸国に侵略戦争を行なった旧日本軍のA級戦犯が合祀された靖国神社を参拝した事実には何ら変わりはない。侵略の事実から目をそらした、首相としてあるまじき行為として厳しく糾弾する。

  2. 昨年の靖国参拝は国内にとどまらず、中国、韓国などのアジア近隣諸国から強い反発を招いた。ワールドカップの日韓共催、日中国交回復三十周年という重要な節目の年に、首相が靖国参拝を行なうのかどうかは多くの人々が注視していたところである。にもかかわらず、アジア諸国の人々の感情を逆なでするかのように参拝を強行した首相の姿勢は、近隣諸国との協調、信頼醸成から大きくかけ離れたものであり、断じて許すことはできない。

  3. 戦時法制とも言える有事法制関連三法案が国会上程され、審議入り直前にあえて参拝を行なったことも、「戦前」への回帰さえ想定するかの如く改憲を指向する首相の危険な政治姿勢を際立たせるものである。社民党は、今回の首相の靖国参拝を強く批判すると同時に、平和憲法を守り、有事法制関連法案を廃案に追い込むよう全力を挙げる。

以上