大島農水大臣秘書官の口利き問題は、井上前参議院議長、加藤前衆議院議員など、前国会で問題となったケースと酷似している。大島農水大臣は、前国会で自民党国対委員長として、「政治家たるもの、疑惑を持たれた自らの問題については、国会できちんと説明すべきだ」という旨の主張をしてきた。
この一週間、大島大臣の説明は二転三転し、秘書官更迭で頬かむりしようとしている。今日からの衆参予算委員会で、わが党はじめとして厳しく追及するが、その説明・答弁が不十分であれば、ただちに閣僚を辞任すべきである。
小泉総理は、「国会に影響はない」と述べているが、千葉、山形などの補欠選挙がなぜ行なわれているのかを忘れているのではないか。前国会で口利き問題があれほど問題になったにもかかわらず、閣僚に対する事前調査もせず、大臣に任命した小泉総理の責任も重大である。政治改革をネグレクトしてきた「小泉総理」がいよいよ問われることになる。
2002年10月24日
社会民主党常任幹事会