2002年8月9日

田中真紀子衆院議員の議員辞職願い提出について(談話)

社会民主党全国連合
福島瑞穂

  1. 本日、田中真紀子衆院議員が綿貫民輔衆院議長に対し、議員辞職願いを提出した。議員としての出処進退を自ら決断したことについては、重く受け止める。ただし、田中議員に関する疑惑については、いまだに解明されていないと指摘せざるを得ない。

  2. 田中議員は、自ら釈明を申し出た先月24日の衆院政治倫理審査会で、出向秘書の給与の流れについて疑惑を完全に晴らすに足る説明を行なうことができなかった。政治倫理審査会が、その機能を発揮できなかったことは問題を残した。今後、国会で疑惑の解明を進めることが必要である。

  3. 今回の問題の背景には、企業からの出向秘書というようなケースが自民党を中心に常態化していることがある。これらを踏まえれば、秘書制度の在り方、秘書と議員の関係などについて見直しを進めることが急務の課題だと考える。社民党は今後、これらの課題について真摯に取り組んでいきたい。

以上