2002年10月7日

土井たか子党首の記者会見(要旨)

――田嶋陽子参院議員の離党表明記者会見について――

本日、土井たか子党首は、田嶋陽子参院議員の離党表明について緊急に記者会見を行ないました。以下は、土井党首の会見内容の要旨です(文責・総合企画室)


 本当に残念です。田嶋陽子参院議員が今日、離党表明の記者会見をされました。田嶋議員に対して、私たちは党に留まるように慰留と説得を重ねてきました。その途路なのです。今日の離党表明は、到底納得できるものではありません。

 田嶋議員が離党理由として上げられている点についても、この説得の中で真摯に、さらに話し合っていく努力を続ける、そういう姿勢であることを伝えてきた途上の見切り発車ですから、非常に遺憾だと申し上げなければなりません。

 しかし、どうしても田嶋議員が社民党を離党したいということなのであれば、議員を辞職すべきです。田嶋議員の議席は田嶋議員個人の議席ではなくて、社民党の議席です。したがって、社民党を辞めるということは、その結果、有権者、国民の皆さんに向かって議員を辞めるということが筋です。全国の有権者、党を支持してくださっている国民の皆さんに率直にお詫びを致します。田嶋議員の活躍に期待して、社民党のこれからに心を寄せていただいた皆さんには大変申し訳ないと思います。まさか、このような形で離党表明をされることなど予想してこなかった認識不足を恥じるしかありません。

 有事法制で憲法がないがしろにされて、また経済不況が深く進行するただ中で、党にとって大事なときに貴重な一議席が党から離れるということに対して、国民の皆さんに申し訳ないと思います。本日の田嶋議員の離党表明は、かえすがえすも、残念と言うしかありません。

以上