2002年4月28日
徳島県知事選挙の結果について(談話)
社会民主党全国連合
幹事長 福島瑞穂
- 本日、円藤前知事の汚職事件にともなう出直し県知事選挙の投開票が行なわれ、わが党の推薦した大田正候補が当選した。大田正候補を勝利に導いた多くの政党、勝手連や労働組合などの諸団体、県民の皆様に感謝を申し上げたい。大田正候補は、社民党の前県会議員として活躍された人で、党としても大変よろこばしいことである。
- 大田正候補は、昨年の県知事選挙で円藤前知事に肉薄した知名度を生かし、政・官・業の癒着体制の根絶とクリーンな県政実現を訴えて県民の支持を受けた。円藤前県政与党の自民党は、「支持」という形で自民党隠しの選挙戦を展開したが、それに惑わされず大田正候補を勝利させた県民の懸命な審判に敬意を表したい。
- 大田候補は、吉野川の稼動堰化反対運動の中心となった市民運動から、今回も強く要請されて知事選に出馬した。長野、千葉の選挙に続く市民が主役となる地方政治の新しい波が確実に前進している。党は今後とも市民との連帯を深め、来春の統一自治体選挙勝利に向けて大田県政を支える体制を強化していく。
- 円藤前知事の汚職事件は、公共事業をめぐる政・官・業の癒着体制が地方自治にも根深く存在していることを改めて示した。党は、あっせん利得処罰法の強化、公共事業の透明化を進め、政官業の癒着構造の打破を目指す。
以上