2003年4月13日

統一自治体選挙前半戦の結果について(談話)

社会民主党
幹事長 福島瑞穂

  1. 本日、第15回統一自治体選挙前半戦の投開票が行なわれた。党は6都道県知事選で候補者を推薦・支持、道府県議選で201人を公認・推薦、そして政令市議選では35人を公認・推薦し、全候補者の当選を目指して戦った。結果として知事選で3人の推薦・支持候補者が当選、道府県議選で143人の公認・推薦候補者が当選、政令市議選では18人の公認・推薦候補が当選した。党を支援してくださった国民の皆さんには、心から感謝申し上げたい。

  2. 知事選挙の北海道、東京、神奈川で党が推薦・支持する候補が、出馬の遅れにもかかわらず健闘したが、残念ながら敗れた。県議選では公認・推薦あわせて現有勢力を確保、政令市議選では改選前議席数にはわずかに及ばなかったものの、党に対して大変に厳しい環境の中で善戦に持ち込むことができた。

  3. 選挙戦において党は、平和的解決の道を閉ざして開始されたイラク戦争を無条件に支持、さらに復興支援の名の下に戦争協力に踏み込み、有事法制関連三法案を強引に成立させようとする小泉政権の危険な政治姿勢を厳しく批判し、「平和のための一票か、戦争のための一票か」をまず、第一に国民の皆さんに問いかけた。この訴えは、多くの国民の皆さんから共感が得られたと確信する。

  4. また党は、競争万能の強い者勝ちで雇用や福祉のセーフティネットには目もくれない小泉構造改革、とどまることのない汚職事件や疑惑に象徴される公共事業に偏重した利権政治の双方を否定し、地域から平和と雇用、福祉社会を構築していく必要性を選択肢として対置した。「雇用のための一票か、リストラのための一票か」「福祉と分権のための一票か、福祉と地域の切り捨ての一票か」の訴えは、先の見えないデフレ不況の中、雇用・生活・将来への不安を高める国民の皆さんからご理解を得られたものと受け止める。

  5. 4月20日からは、市区町村議会など統一自治体選挙の後半戦が開始される。党は引き続き、平和と雇用、福祉と分権を争点に一人ひとりの有権者としっかりと絆を結び、公認・推薦候補者全員の当選を目指し、全力で戦い抜く決意である。