2003年8月29日
6カ国協議の閉会にあたって(談話)
社会民主党全国連合
幹事長 福島瑞穂
- 本日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題をめぐり、27日から北京で開催されていた6カ国協議が閉会した。4月に米中朝の3カ国で行なわれた協議が、6カ国という多国間の枠組みで再開されたこと自体、画期的であり、その意義は非常に大きい。
- 問題解決にまでは至らなかったものの、参加各国が北朝鮮の核問題の平和的解決、朝鮮半島の平和と安全の必要性などについて認識を一致させ、協議の継続で合意したことは大きな成果である。対話の積み重ねによって、核問題は平和的に解決されるべきである。同時に、6カ国協議が核問題の解決にとどまらず、北東アジア地域での多国間平和システムの構築へと発展していくことを強く期待する。
- 日朝間の2カ国間協議も開催され、懸案事項である拉致問題では具体的な前進はなかったが、話し合いの継続では一致した。「日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む」とした日朝平壌宣言を両国政府が誠実に履行し、この問題を一刻も早く解決すべきである。
以上