2003年12月6日

近藤浩衆院議員の逮捕について(談話)

社会民主党
党首 福島瑞穂

  1. 本日、先の衆院議員選挙で当選した自民党の近藤浩議員が、買収など公職選挙法違反の疑いで逮捕された。現職議員が、自らの選挙で逮捕されるのは極めて異例であり、司直による事実解明と並行し、今後、国会でも問題にすべきである。本人だけでなく、自民党にも説明責任が求められており、容疑が事実であるならば直ちに議員辞職すべきである。

  2. 先の総選挙では、買収による公選法違反で少なくない逮捕者が出ており、その多くが自民党候補者の関連である。票を「カネ」で買うような行為は許されるはずがない。国民の政治不信を助長させた自民党の責任は極めて大きいと指摘する。

  3. 昨年来、「政治とカネ」の問題がクローズアップされながら、小泉首相自身も含め、自民党および与党は一貫して後ろ向きの姿勢に終始してきた。今回の逮捕も、自民党の金権腐敗体質が招いたものと言わざるを得ない。社民党は、自民党の金権政治・政官業癒着政治を断ち切るために、今後も全力を挙げる。

以上