2003年10月28日
社会民主党
第43回衆議院総選挙が公示され、21世紀の日本の将来を決定づける選挙戦が、いよいよスタートしました。有権者の皆さんによる厳正な審判を心からお願いいたします。
小泉首相と自民党は、今回の総選挙で「自民党は変わった。改革政党になった」と言っています。しかし、道路公団の問題で政治家と官僚の癒着を覆い隠そうとしているように、自民党の利権政治の実態はまったく変わっていません。そして何よりも「改革」の名のもとで実際に進められてきたのは、私たちの暮らしと平和の破壊でした。小泉内閣と自民党政治をこれ以上許すことになれば、私たちには無用の「痛み」が続くだけです。社民党は、自民党政治にキッパリと「NO」を突きつけ、皆さんの不安を安心へと変えます。
小泉内閣は、テロ対策特措法、有事立法に続き、米英両国の占領統治下にあるイラクに自衛隊を派遣する法律まで、矢継ぎ早に成立させました。さらに自民党は、2005年までに憲法を改悪する草案をとりまとめることを公約とし、戦後の平和国家としての歩みを転換させる、危険な方向に明確に舵を切りました。社民党は「戦争のできる国」への転換を絶対に許さず、憲法9条をガンコに守ります。
今回の選挙は、二大政党の対決と言われています。自民党政治に代わる新たな政治の実現は待ったなしの課題です。しかし、このまま二大政党化が進めば、政治は、皆さんの期待や多様な価値観からかけ離れたものになってしまいます。社民党は、二大政党とは違う、別の選択肢を皆さんに提供して受け止める「第三極」を宣言します。
戦争に協力する道ではなく、憲法を暮らしに生かす平和な社会。支給水準を引き下げず、誰もが安心して老後を暮らせる年金改革。福祉、教育、環境の重視とワークシェアリングによる200万人の雇用創出。
安心と安全による人に優しい社会への改革。そこに「社民党が、います」。