2004年3月7日

佐藤観樹前衆議院議員の逮捕について(談話)

社会民主党全国連合
幹事長 又市征治

  1. 本日、議員辞職した佐藤観樹前衆議院議員が、秘書給与をだまし取った詐欺の疑いで逮捕された。疑惑が浮上して以来、出頭直前の会見まで本人から一切の説明がなされなかったことは、国民の政治不信を二重に増幅させた。説明責任を軽視してきた佐藤前議員の責任は極めて大きい。所属先の民主党も、事実の解明に積極的に対応すべきであった。

  2. 会見で佐藤前議員本人は事件への関与を否定したようだが、今後、事実関係の究明は司直の手に委ねられることになる。事態の進展を注視しなければならないが、国会議員の関与が取りざたされている事件である以上、必要に応じて国会の場で事実関係をただしていくことが求められる。

  3. 社民党は秘書雇用のあり方について独自のガイドラインを設け、徹底しているところであるが、今後、議会制度協議会において積極的に提言し、秘書制度の改善・改革と政治への信頼回復に真摯に取り組む決意である。

以上