2004年9月7日

プロ野球選手会のスト決定について(談話)

社会民主党
党首 福島みずほ

  1. 昨日、労働組合・プロ野球選手会が、オリックスと近鉄球団の合併の1年間凍結などを求めて、週末などにストライキを行なうことを決めた。社民党は選手会のスト方針を支持し、熱く連帯の意思を表明する。

  2. 一連の過程は、選手会やファンの声を無視するかのように、球団オーナーらによって「合併ありき」で進められてきた。球団合併が一方的に進められれば、選手のみならず球団職員、球場関係者ら多くの人たちの雇用や労働条件に大きな影響を及ぼすことは必至である。選手会が1年間の合併凍結を要求し、球団新規参入要件やドラフト制度の改革、収益分配策などについて話し合いを求めていることは十分に理解できる。

  3. 選手会の古田会長が「最後にできることは、これしかなかった」と語ったように、ストライキは最後の手段である。選手会の98%の賛成で批准されたスト方針を支持すると同時に、ファンあってのプロ野球であることを考えれば、球団側およびプロ野球機構が選手の要求に耳を貸し、交渉によって問題を解決する努力をギリギリまで行なうことを強く希望する。

以上