2005年3月24日

元チェス王者ボビー・フィッシャー氏解放に際して(談話)

社会民主党
党首 福島みずほ

  1. 本日、元チェス王者ボビー・フィッシャー氏は、8ヶ月に及ぶ東日本入国管理センターでの収容を解かれ、受け入れを表明し市民権を付与したアイスランドに向け出国した。社民党は、今回の解放に際し、心より歓迎の意を表明したい。第三国の受け入れ先があったにも関わらず長期収容を日本政府が続けたことについては異論があるが、遅きに失したとは言え、法律上また人道上適切な処遇がなされたことに関しては誠に喜ばしい。

  2. 社民党は、ボビー・フィッシャー氏がアイスランドに出国できるよう、法務省と交渉し、かつ、市民権が得られるよう、アイスランド大使館及び国会に働きかけてきた。今回、解放に向け、弁護士をはじめ、市民団体、大使館、立法機関との世界的な連携により、歓迎すべき結末を迎えることができた。

  3. 今回の件をはじめとし、社民党は日本における外国人の取扱いに関し、国際人権基準に則って適切に対応するよう行動してきたが、今後とも迅速かつ積極的な措置を求めるべく行動していく。 

以上