2005年7月3日

東京都議会選挙の結果について(談話)

社会民主党
幹事長 又市征治

 冒頭、今回の選挙戦に際し、公認候補1人・推薦候補2人の擁立にとどまり、社民党に期待する有権者の皆さんに応えられるような戦いが組めなかったことについて、心からお詫び申し上げます。

 今回の選挙戦、側近副知事への丸投げ政治の一方、老人医療費助成の打ち切りなど福祉は切り捨て、開発事業に依然として莫大な財政をつぎ込む石原都政と、これに追随する都議会に風穴を開けるため、「平和・福祉・安心して暮らせる東京」のための1議席を社民党へと訴えてきました。

 同時に、国民が望んでいない郵政民営化や靖国参拝に躍起になり、年金・介護制度の改悪に続き、所得税制の改悪でサラリーマンに究極の増税を押し付けようとする小泉内閣の政治を変える選挙と位置づけ、全力で戦ってまいりました。

 街頭で、社民党の訴えに耳を傾けてくださる有権者の方々は日増しに増え、小泉内閣の政治で暮らしや社会保障、平和への不安が高まっていることを痛感させられる選挙戦となりました。

 残念ながら、石原都政と小泉内閣の政治に対する批判を党候補者への得票に結びつけるには及ばず、悲願であった都議会での議席回復という目標を達成することはできませんでした。

 党が公認・推薦する候補者に1票を投じてくださった有権者の皆さんには心から感謝申し上げると同時に、このような結果に終わった党の力量不足についてお詫びしなければなりません。

 今後、国会では郵政民営化法案の廃案などに全力を挙げ、小泉内閣の政治に厳しく対決し、平和と憲法、雇用と福祉などの課題で党の独自性を発揮するために、一層の努力をしてまいります。

 また、党が地域にしっかりと根付き、活動が有権者の皆さんに見えるよう、組織の強化・再生に全力を注ぎ、次期総選挙を始めとした各選挙戦で党の議席が上積みできるよう、奮闘していく決意です。

以上