2005年7月12日
橋梁工事談合事件・元道路公団理事らの逮捕について(談話)
社会民主党
幹事長 又市征治
- 本日、東京高検は、日本道路公団発注の橋梁工事をめぐる談合事件で、前横河ブリッジ顧問で元道路公団理事らを独占禁止法違反の容疑で逮捕した。先に関係者10人以上が逮捕されている国発注分の工事をめぐる談合と合わせ、過去最大級の談合事件に発展しつつあるだけに、司直の手で真相が徹底的に解明されることを望む。
- 事件は、発注の見返りとして道路公団側から企業側への天下りが繰りかえされていたことも明らかになりつつある。事件は、公団と企業側が一体となって密室で「利益」を分配していた悪質極まりないものである。国民には、到底納得しがたい巨大事業をめぐる癒着構造に対し、国発注の事業も含め、真相解明にメスが入れられるよう、国会でも追及していくことが必要である。
- 社民党は今後、事件の再発を防ぐために、談合やカルテルに対して厳しいペナルティを設けるよう独占禁止法の再改正を求めていくと共に、国や公団が発注する事業について透明・公正な入札制度の在り方を検討していく。
以上