2006年3月31日

民主党の前原執行部の総辞職に当たって(談話)

社会民主党 幹事長
又市征治

  1. 本日、民主党の前原誠司代表が、党代表を辞任する意向を発表した。あわせて執行部も総退陣することが決まった。さらに、永田寿康議員も議員辞職することになった。国会開会中、異例のことである。国会の現状を見ると、他党のことではあるが、この決断は理解できる。

  2. 5年間の小泉改革がもたらした耐震設計偽装、BSE、ライブドア、官製談合問題、さらには格差拡大問題を追及し、国民生活に直結する2006年度予算を審議する重要な時期に、「偽メール」問題のために国会が1ヶ月半も与党の一方的なペースで進むのを許した民主党の責任は、たいへん重いものがある。

  3. 後半国会にも、医療制度改悪法案や行革推進法案、米軍再編問題や国民投票法など重要な課題がつぎつぎと出されてくる。与党の横暴に歯止めをかけるためにも、民主党新執行部は、ここでしっかりとけじめを付けて態勢を立て直し、野党の連携強化を図られることを期待したい。

以上