2006年4月8日

米軍普天間飛行場の移設問題について(談話)

社会民主党
党首 福島みずほ

  1. 4月7日、政府と名護市は米軍普天間飛行場の移設問題で、キャンプシュワブ沿岸部修正案で合意した。この合意は、市民、県民の意志に反し、米軍再編協議を急ぐ政府が強要したものであり、島袋名護市長は、政府のどうかつに屈服した。合意内容は、滑走路2本を新設するものであり、環境破壊や基地機能の強化をもたらすものであり、断じて容認できない。

  2. 社民党は、一貫して普天間基地の即時閉鎖、海外への移設を求めてきた。合意された沿岸部修正案は、地域住民の不安や危険の恐怖を増大するものであり、到底許されない。

  3. 島袋市長は、沿岸案反対を公約に当選した。今回の合意案は、沿岸案が入っており、重大な公約違反、市民への裏切りである。政府は、対米交渉の日程上、基本合意を急いだのだろう。だが、結果的に市民・県民の抵抗にあい、新基地建設は不可能となるにちがいない。

以上