2006年7月13日
厚木基地騒音訴訟の勝訴判決について (談話)
社会民主党党首
福島みずほ
- 本日、東京高裁において「第3次厚木基地騒音訴訟」の控訴審判決が下され、厚木基地の周辺住民4865人に対して、国は騒音被害に対する損害賠償として約40億4000万円を支払うことを命じた。社民党は住民への騒音被害を認めた判決を歓迎するとともに、防衛施設庁が判決を受け入れて上告しないことを求める。
- 政府は、住民の生活を擁護すべき義務があるにもかかわらず、それを怠ってきた。判決のなかでも、騒音被害の軽減に向けて、真摯で粘り強い交渉をしている的確な証拠は見当たらないとの厳しい指摘がなされている。政府は、この指摘を真剣に受け止め、外交交渉を真剣に行うべきである。
- 米軍再編や横須賀の原子力空母の母港化などによって、騒音被害が国内各地に拡散していくことが予測される。社民党は、厚木基地の騒音被害の拡大と拡散を許さず、基地強化の撤回を求めて、国会内外で運動を強めていく。
以上