2006年9月20日

自民党総裁選挙について(談話)

社会民主党党首
福島みずほ

 本日、自民党総裁選挙が行われて、安倍晋三官房長官が総裁に選出された。

 安倍氏は、国家のために命を捨てることは大切だと述べている。国家による死をつくらないことが戦後日本の出発であったのに、5年後には憲法を変えると言っている。また日米安保を双務性のものにし、世界でアメリカと共に戦争をする国にして、戦後60年の合意を覆そうとしている。愛国心を教育現場に持ち込んで、国家のための死を説こうとしている。したがって安倍氏は歴代の自民党総裁のなかで、もっとも戦争に近い存在であるといえる。

 安倍内閣は、「戦後否定内閣」「改憲内閣」となる。

 社民党は安倍政権と全面的に対決して、戦後に獲得した価値が重要であると考える人々を結集していきたい。リベラル勢力の大結集をはかって、一元的な価値を押しつける流れを変えていく。

以上