2007年8月27日
社会民主党
党首 福島みずほ
本日、安倍改造内閣が発足した。
ほとんど新しいものが見られない内閣である。
小泉前総理は、「自民党をぶっこわす」と言ったが、昔の自民党に完全に戻っており、新しい政策がこの内閣から登場するとは到底思えない。「元の自民党内閣」であり、政治とカネ、政・官・業の癒着などにメスを入れることはできないと考える。
自民党の三役は「お友だち」で占め、内閣は派閥間の均衡をはかり、かつての大臣経験者や批判的な人を取り込んで、早まるであろう衆議院の解散総選挙に挙党体制で取り組むという選挙管理内閣でしかない。国民の切実な声に応えるという内閣になっていないことは明らかである。安倍総理は、参議院選挙に「私の政策は基本的に支持されている」と述べており、政策転換の必要性すら認識していない。
社民党は、今秋の臨時国会において、国民生活を悪化させる諸施策と厳しく対決し安倍改造内閣の打倒をめざしていく。また、集団的自衛権の導入やテロ特措法の延長を阻止するとともに、2010年に憲法改正の発議をめざす憲法審査会を作動させないために、国会内外で奮闘する所存である。
以上