2007年9月3日

遠藤農水大臣と坂本外務政務官の辞任について(談話)

社会民主党    
党首 福島みずほ

 本日、遠藤武彦農水相は、自らが組合長を務める農業共済組合が国から補助金を不正受給していた問題の責任を取って安倍総理に辞表を提出し受理された。また、坂本由紀子外務政務官も、架空の会議費用を政治活動費に計上していた問題の責任を取って辞任した。

  安倍改造内閣が8月27日に発足してから、わずか8日目にして閣僚と政務官が政治とカネの問題が表面化したことにより辞任せざるをえなくなったことは、まことに重大なことである。とりわけ内閣改造を実施する大きな理由が、政治とカネをめぐる問題について、説明できないような事態が続々と表れ、国民に不信をかったことよるものであった。

  それだけに、改造早々に不祥事が出てきたことについて、社民党は何よりも安倍総理の任命責任を厳しく問い質すものである。社民党は、補助金という公的なお金についての責任感を欠落させた自民党の古い体質を糾弾するとともに、政治とカネの問題に決着をつけることができない、安倍内閣の速やかな退陣を求めるものである。

以上