2007年9月4日

小林温参院議員の辞職について(談話)

社会民主党    
党首 福島みずほ

 本日、自民党の小林温参院議員が辞職した。これは、7月29日実施の参議院選挙で当選した小林氏の陣営の出納責任者が、買収による公職選挙法違反の罪で起訴され、連座制の適用で当選無効となる可能性が出ていたためである。投開票後3ヵ月の辞職によって、次点の松あきら氏(公明党)が繰り上げ当選となる。

  小林氏が議員辞職しても連立与党総体としては、議員数に変化はない。しかしながら、昨日の遠藤農水大臣と坂本外務政務官の辞職に続き、またもや自民党が「政治とカネ」をめぐって不祥事を引き起こしたことは、同党の古い金権体質がまったくかわらないことを示すものであり、その衝撃は非常に大きい。

 「政治とカネ」について国民の関心と監視の目が、従来になく厳しくなっていることに鈍感なままに、つぎつぎと不祥事を引き起こす自民党に対して猛省を促すものである。社民党は、国民の政治不信を引き起こす「政治とカネ」をめぐる不祥事が続くことを憂慮しており、今後とも金権腐敗体質を厳しく追及していく。

以上