2007年9月27日
ビルマの軍事政権による武力弾圧を批判する(談話)
社会民主党党首 福島みずほ
昨日、ビルマ(軍事政権によりミャンマーと改称)の旧首都ラングーン(軍事政権によりヤンゴンと改称)で、軍事政権による燃料費の大幅値上げに抗議する僧侶や市民のデモ隊に対して、治安部隊が激しい弾圧を加えた。多数の死傷者が出ており、少なくとも4人の僧侶が死亡し、70人以上が負傷したと伝えられる。また、200名以上が拘束されたとのことである。
社民党は、平和的なデモに対して軍事政権が発砲を含む弾圧をしたことに強く抗議する。軍事政権は、1990年に実施された選挙の結果を無視して、国民民主連盟のアウン・サン・スー・チー女史を拘束し軟禁し続け、民主化運動を徹底的に押さえ込んできた。しかし、経済的な失政をも含めて、民衆から不信を突きつけられたことが、今回の事件によって、国際的にも明らかとなった。軍事政権はアウン・サン・スー・チー女史を速やかに釈放し、民主化に向けた国民的対話を開始すべきである。
日本はビルマに対する最大の援助国である。社民党は、日本政府が軍事政権を支援するような措置をとることを中止し、ビルマの民主化を促進するために、国連をはじめ国際機関において他の国と協力することを求めるものである。
以上
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