2007年11月28日
防衛省の守屋前事務次官の逮捕について(談話)
社会民主党幹事長
又市 征治
本日、東京地検特捜部は、防衛省の守屋武昌前事務次官とその妻を収賄の容疑で逮捕した。守屋前次官は、すでに逮捕されている山田洋行の元専務である宮崎元伸容疑者から、長年にわたり過剰なまでのゴルフ接待などを受けており、同社に対して装備品の調達などで便宜をはかった疑いが持たれている。
防衛省の事務方のトップが、特定の業者と癒着していたことは重大な問題であり、それをチェックできなかった防衛省の体質とシステムに大きな欠陥があることを示すものである。
東京地検特捜部が贈収賄罪の立件をしていくことは当然であるが、国会としても、防衛省をめぐるさまざまな疑惑を解明していかなければならない。守屋前次官の証人喚問では、歴代の長官や大臣の名前も出ており、疑惑は事務方だけの問題に留まらない可能性が大きい。社民党は、これらの問題をひきつづき追及していく。政府与党は、守屋前次官の逮捕を契機に国会での論議を切り上げて、新テロ特措法を強引に成立させようとしているが、社民党は廃案をめざして他の野党と共闘していく。
以上
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