2007年3月22日

声明

社会民主党

 本日、知事選挙が告示され、統一自治体選挙が始まりました。この統一自治体選挙は、7月の参議院選挙につながる極めて重要な選挙です。社民党は格差の拡大をくいとめて生活を守り、憲法改悪を阻止して平和を求める人々と共に、一連の選挙に勝利するために、全力を傾けます。

 与党はこの告示日を選んで、衆議院で国民投票法案のための中央公聴会を強行しました。また、安倍内閣は小泉内閣の格差拡大路線を引き継ぎ、私たちが戦後営々として築いてきた民主的な諸権利や制度、そして平和国家としての歩みを根底から覆そうとしています。さらに地方自治を充実させ地方分権をめざしてきた流れを覆し、地方財政の悪化を推進してきました。世論を偽装し誘導して、教育の国家統制を強めたことによって、教育現場はますます重苦しくなっています。

 格差社会の矛盾が、次の世代から希望を奪うことがあってはなりません。社民党は、医療・介護・福祉という住民への基本的なサービスの後退を許さず充実させること、住民の意思を尊重して米軍再編の押しつけをさせないこと、住民いじめの増税や談合を許さず公平な地方財政を作り上げること、基本的人権を尊重する社会を築くこと、住民の安全を脅かす原発事故の情報隠しなど不正を質すことをめざします。

 これら多くの課題を実現させていく力は、住民の連帯のなかにあり、そこでの自治体議員の役割は非常に大きいものがあります。そのためにも、社民党の議員が活動する自治体を増やしていかなければなりません。

 社民党は、「なくせ格差 つくろう安心 めざせ平和」をテーマに、「一人一人が人間らしく生き働ける『希望の社会』を、地域から」作ることをめざします。そして皆さんと一緒に、地域から政治を変えていきたいと考えています。今回の統一自治体選挙では、改選議席を維持しさらに新たな議席を獲得するように、全力を挙げて選挙を闘います。

 統一自治体選挙において、多くの皆様が社民党への激励とご支援を送ってくださることを心から訴えます。

以上