2008年11月4日

社会民主党党首
福島みずほ

社会保障国民会議の最終報告について(コメント)

 

 本日、政府の社会保障国民会議が、今後の社会保障の見通しについての最終報告を決定した。

 小泉構造改革によって軽視された社会保障の内容を充実させることは、たいへん重要である。しかし、そのための財源として「まずは消費税増税ありき」という方向で議論を進めることには問題があると考える。10年前に実施した法人税及び高額所得者の所得税の減税を廃止することをはじめ、不公平税制の是正で生み出される財源の一部を充てるべきである。それだけで、約4.2兆円が捻出できる。

 社会保障は、多数の国民の生活の根幹にかかわる課題である。社民党としては、今後、広く国民的な議論を起こしていくとともに専門家の意見を伺い、よりよい社会保障制度を作るために努力する。

以上

 


(関連)
政策消費税大増税は本当に必要か
政策「生活・地域の底上げ宣言」(改定版)
政策「安心の財政再建プラン」の実現