2008年11月11日
社会民主党党首
福島みずほ
本日、参議院外交防衛委員会に参考人として出席した田母神俊雄・前航空幕僚長は、憲法改正を主張した。これは、憲法99条にある公務員の憲法を擁護し尊重する義務を否定するものであり、このような人物が航空自衛隊という軍事組織のトップにあったことが、鮮明となった。また、歴史認識に関し政府見解を否定する論文を発表したことにより更迭されたことについて何らの反省もないことを示したものである。
自衛隊員はその職に就くに当たって、日本国憲法及び法令を遵守することを宣誓する。それに真っ向から反対し、シビリアンコントロールを否定する人を任命した政府の責任はきわめて重い。
また、退職金の自主的返納についても、まったく行うつもりもない。
社民党としては、あくまでも懲戒免職を求めるとともに、アパグループと田母神前航空幕僚長の癒着についても、さらに追及していく。これらをうやむやにしたまま、新テロ特措法の採決することには、断固反対する。
以上