2008年7月9日 

G8洞爺湖サミットの閉会にあたって(談話)

社会民主党党首
 福島みずほ

1.7月6日から北海道の洞爺湖畔で開催されたG8サミットの諸会合が、本日をもって終了した。鳴り物入りで開かれた割には、成果の乏しい会議であった。気候変動についても、2050年に向けての長期的な目標は玉虫色の表現にとどまっているし、中期的な目標は決められなかった。これは、主催国の日本が地球温暖化問題について緊急の課題であるとの厳しい認識が欠けているため、各国をリードしようとする姿勢が弱かったことが、大きな要因である。さらに、食糧危機、原油価格の高騰、HIV等の病気対策など、喫緊の重要課題についても、上面をなでただけであった。これでは、有効な対策をとることができるか、まことに疑問である。

2.そもそもG8だけで、世界全体のことを決めてしまうことなど、もはやできないはずである。サミットの仕組みそのものが大きな転機にきていることを、洞爺湖サミットははっきりと示したといえる。また、イージス艦やパトリオットまで出動させる過剰な警備も問題であり、市民と対話をして問題意識を共有する機会が極めて少なかった。多くの人が関心を抱えている問題を、ともに解決しあうという場がなかったことは、たいへん残念である。

3.社民党としては、今こそ、自然エネルギーの利用を促進させるための具体的な方策を、政府と民間機関が協力しあって、多面的に深めていくべきだと考える。この点、各国の優れた点を互いに取り入れるべきであるが、サミットの議論はそうなっていない。日本の現状は、制度的にも技術的にもまったく不十分であり、この際もっと本腰を入れるべきである。
 特に、「二酸化炭素を出さないための切り札として、もっと原発を利用すべきだ」として、原発をさらに増設させていこうという危険な動きには強く反対する。

以上


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政策「洞爺湖サミット」への社会民主党からの提言