社民党の重野安正幹事長は11日、労働者派遣法の改正問題について、民主党と引き続き抜本改正に向けた協議を進め共同提出することを確認するため、16時に院内常任委員長控室にて民主党の鳩山幹事長と会談し以下の確認書に署名した。社民党の近藤正道政審副会長、民主党の細川議員も同席した。
緊急雇用対策関連法案を共同提案するに当たり、民主党及び社会民主党は、この間協議を進めてきた労働者派遣法の改正問題について、以下のとおり確認する。
記
1.セーフティネットである緊急雇用対策関連法案と労働者派遣法の抜本改正案はあくまでも両輪のものであり、引き続き労働者派遣法改正案の共同提出を目指す。
2.政府提出の労働者派遣法改正案に対する対案として、国民の期待に応え、労働者派遣の規制緩和の行き過ぎに歯止めをかけ、労働者保護の立場から労働者派遣に係る規制を強化し、派遣元と派遣先の責任をより明確化するものとする。
3.本年度末の合意及び法案作成を目途に、労働者派遣法の抜本改正に関する協議を精力的に行う。その際、労働者の権利利益を保護・増進するため、行き過ぎた労働者派遣を規制する具体的施策に関し、合意が得られるよう、双方努力する。
以上
2009(平成21)年3月11日
民主党幹事長
鳩山由紀夫
社会民主党幹事長
重野安正
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