社民党党首
福島みずほ
イスラエル軍は1月3日夜(日本時間4日未明)、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を開始した。これは、パレスチナ武装勢力によるロケット攻撃に対抗するとして、昨年の12月27日に始まったイスラエル軍による大規模な空爆に引き続くものである。空爆による死者は440人、負傷者は2000人にのぼると言われており、地上戦の開始によって犠牲者がさらに増えている。
社民党は、イスラエル軍とパレスチナ武装勢力の双方が自制し、一刻も早く武力の行使を停止し、持続的な停戦合意を達成することを強く求めるものである。
今回の大規模な地上侵攻は、これまで長年にわたって続けられてきたパレスチナ問題の解決の努力を無に帰すおそれがある。平和的に共存による解決への道を絶ち切ってしまう危険性をはらんでいる。日本政府は、イスラエル政府とパレスチナ自治政府双方に対し、戦闘を速やかに中止し和平プロセスを軌道に乗せるための努力を継続するよう、繰り返し求めるべきである。
以上