2009年8月18日

衆議院議員総選挙の公示にあたって(声明)

社会民主党

 本日、第45回衆議院議員総選挙が公示された。

 今回の総選挙は、国民に多くの犠牲を強いてきた「小泉構造改革」路線と完全に決別し、自民・公明政権に終止符を打つ極めて重要な選挙である。

 社民党は、「生活再建−いのちを大切にする政治」を掲げ、二桁の議席獲得をめざして、総選挙を闘い抜く決意である。

 社会保障の削減や労働法制の改悪により、国民生活は厳しさを増す一方である。この10年間、年間所得は100万円も下がっている。しかも、年収200万円以下の人が、いまや1000万人に達しており、実に全労働者の5分の1にも上っている。景気は回復しつつあると麻生首相がいくら数字を並べても、国民にはまったくその実感がない。

 社民党は、「小泉構造改革」によって格差が拡大し社会のセーフティネットが壊される危険性を、いち早く指摘し強く反対してきた。今回の総選挙は政治の大転換をはかるチャンスである。社民党は、「生活再建」の3本柱として、マニフェストに「しごとの再建」「くらしの再建」「地域の再建」を掲げて、総選挙に臨む。

 また自殺者数が、年間3万人を超えるというような状況は、本当に深刻であり、「人を切り捨てる政治」から、「いのちを大切にする政治」に変えなければならない。

 自民・公明政権への批判の流れは、ますます勢いを増している。

 社民党は、総選挙終了後に始まる「新しい政治」で、重要な役割を果たしていく。その基本は日本国憲法であり、平和を守り、働く者の権利を守り、社会保障を充実させるために奮闘する。8月30日の投票日まで、すべての候補者を先頭に、全国各地で社民党の政策を訴えていく。

 国民の皆様が、社民党の訴えに関心を寄せていただき、ご支援をしていただくことを切にお願いします。

以上

(関連)
政策衆議院選挙公約2009「マニフェスト」