2009年8月30日

衆議院議員総選挙の投票日にあたって(声明)

社会民主党

 本日、第45回衆議院議員総選挙の投票を迎えた。

 今回の総選挙は、「小泉構造改革」路線と完全に決別し、自民・公明政権に終止符を打つという歴史的な意義を有する選挙である。

 社民党は、今月18日の公示以来、「生活再建−いのちを大切にする政治」を掲げ、福島党首を先頭に、全国各地で闘い抜いてきた。いずれの候補者も、自民・民主という二大政党だけがクローズアップされるという厳しい状況のもとで、社民党の基本的な考え方と政策を訴えつづけた。

 社会保障の削減や労働法制の改悪により、国民生活は厳しさを増す一方である。一昨日、政府が発表した数字は、それを裏付けるものとなった。7月の完全失業率は5.7%へと上がり、過去最悪となった。また、生活保護を受けている全国の世帯数は、5月で121万5000世帯を超え、これも過去最多の数字を示している。

 これは、パート、派遣、契約社員など、労働者にとって不利な雇用形態を増加させてきた自民・公明政権の政策がもたらした結果であり、国民の中に、自民・公明政権は退陣してほしいといううねりが怒涛のごとく生じていることは当然である。

 社民党は、「生活再建」の3本柱として、マニフェストに「しごとの再建」「くらしの再建」「地域の再建」を掲げて、総選挙を闘ってきた。そして、これから始まる「新しい政治」のなかで、重要な役割を果たしていく。その基本は日本国憲法であり、平和を守り、働く者の権利を守り、社会保障を充実させるために奮闘する。

 本日投票箱が閉じられるまで、国民の皆様が小選挙区でも比例区でも、社民党の候補をご支援していただくことを切にお願いします。

以上

(関連)
政策衆議院選挙公約2009「マニフェスト」