2010年1月1日

2010年 新年のメッセージ

社会民主党党首
福島みずほ
福島みずほ

 2010年の年頭に当たり、祝賀と連帯のメッセージをお送りいたします。

 昨年の総選挙では、多くの方々にご支援とご協力をいただきありがとうございました。社民党は「生活再建」「いのちを大切にする政治」を掲げて、全国各地で党の政策を訴えました。たいへん厳しい選挙でした。社民党を支持して下さる皆さんに心から感謝いたします。

 社民党には、歴史のなかで、時代のなかで、政治のなかで、大きな役割があります。連立政権のなかで大きな役割を果たしており、これからももっと果たすべくがんばっていきます。社民党は、鳩山政権の中にあって、日々さまざまな課題と取り組んでいます。憲法改悪の動きを阻止することは当然として、憲法の生存権をはじめ諸条項を生かしていくための努力をしています。

 補正予算の編成では、国民生活を支援するために当初の案を増額することを図りました。経済状況が厳しく税収が落ち込むなかで、歳入と歳出のバランスを考慮しながら、将来への展望を切り開くための来年度予算案作りにも全力を挙げています。予算・決算の洗い出し作業は、今後も精力的に行っていきます。年明け早々通常国会が始まりますが、雇用を守り暮らしを助けるための、生活関連法案の成立にも取り組みます。労働者派遣法も抜本的に改正をしていきます。

 また、沖縄県民が強いられている軍事基地の負担を軽減し、日米地位協定の改定をはかることが、大きな焦点となっています。これは、平和・軍縮へと東アジアの方向を切り替えていくための重要なステップでもあります。社民党は、三党の政策合意に則り、普天間基地問題の解決をめざします。地上戦が行われた沖縄は、戦後65年目を迎えても、米軍基地の重圧に苦しんでおり、さらに辺野古に新基地を建設することは許しません。基地問題についての国民の関心が広がっており、「県外・国外への移設」が実現できるよう全力で奮闘していきます。

 今年7月には、参議院選挙が予定されています。この選挙に何としても勝利しなければなりません。

 2010年が皆様方にとって良い年となりますよう、心から祈念申し上げます。