2011年4月11日

第17回統一自治体選挙前半戦の結果について(談話)

社会民主党
幹事長 重野安正

 

1.昨日、第17回統一自治体選挙前半戦の投開票が行われた。社民党は2つの道県知事選ならびに1つの政令市市長選で候補者を推薦、道府県議選で92人を公認・推薦、そして政令市議選では24人を公認・推薦し、全候補者の当選をめざして闘った。

 その結果、大分県知事選では広瀬勝貞候補が、札幌市長選では上田文雄候補が勝利した。また、道府県議選で61人の公認・推薦候補が当選、政令市議選では14人の公認・推薦候補が当選した。東日本大震災によって、東北3県など広範な地域では選挙ができなくなった。その他の地域でも全般的に選挙活動が自粛されることとなり、候補者にとって十分な訴えができず、有権者にとっても選択しづらい選挙戦となった。そのなかで、わが党の候補者を支援してくださった国民の皆さんには、心から感謝を申し上げます。

2.この選挙は、防災対策、災害に強い安全な街づくりが大きな争点となった。3月11日の東北地方太平洋沖地震と大津波は、東日本の広範な地域に未曾有の被害をもたらした。そのうえ東京電力福島原子力発電所の深刻な事故と放射能汚染による深刻な事態が生じている。現在社民党は、被災者の皆さんが厳しい状況から1日も早く脱することができるように、復旧復興活動に全力を挙げている。今、多くの人がこれまでの価値観を問い直し、政治・行政・経済・社会のありようを変えていこうという機運が生まれ始めている。社民党は、「いのちを大切にする政治」の原点に立って、脱原発・自然エネルギーへの転換、雇用・福祉・くらし・農林水産業など「地域から立て直し」、住民主体の希望と思いやりの社会をつくろう、と国民の皆さんに訴えた。

3.4月17日からは、市区町村議会など統一自治体選挙の後半戦が開始される。住民同士が連携し安心して暮らせる街をつくるためにも、自治体行政、自治体議会の役割が問われる重要な選挙である。社民党は引き続き、一人ひとりの有権者としっかりと絆を結び、公認・推薦候補者全員の当選を目指し、全力で闘い抜く決意である。引き続き皆さんのご支援を心からお願い申し上げます。

以上